8020運動ってご存知だと思いますが、
80歳になったときに、自分の歯を20本は残しておきましょう
っていう内容だったと思います。
利用者様で、80歳を過ぎても全部ご自分の歯で、1ッポンも抜いたことがない
というすばらしい歯の持ち主の方がいらっしゃいます。
その方はSさんとおっしゃいますが、Sさんのご了承を得て、
賞状をご紹介させていただきます。
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Sさんに、ずっと自分の歯でいられる秘訣をお聞きしましたが、
何にも特別なことはしていなかったそうです
親に貰ったものなので、両親に感謝しておられるそうです。
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本当に綺麗な歯をお持ちです
昭和2年に大阪市港区八幡でお生まれになりました。
昭和9年の室戸台風
昭和20年3月13日と6月1日の大阪大空襲を経験されました。
15歳頃から、大手前の軍事工場で鉄砲の弾の部品を作っていたそうですが、
大阪大空襲に遭い、防空壕に非難して、地上に出てみると、
心斎橋そごう と 難波の高島屋だけが、広い焼け野原に残っていたそうです。
壕の中で、背中に赤ちゃんを背負った女の人が、入り口付近にいたので
空襲の弾が首の後ろにあたり、命をおとされたのを目の当たりにされたそうです。
赤ちゃんは血まみれになりながら、助かったそうです。
当時は、いつ何があるかわからないので、皆、茶筒に米を入れて持ち歩いており、
壕から出たとき、焼け野原でみんなの米を集めて飯ごうで炊いて食べ、
その後、各々知り合いを頼って避難したそうです。
Sさんは、当時一緒に住んでいたお母さんと3日後に、一時避難していた
市岡高校で再開することが出来、一緒に伊賀上野の知り合いの家に
行かれました。
娘時代に大変なご苦労をされ、戦争の悲惨さを体験されました。
もう2度とこのようなことが起こらないようにしてほしいと
おっしゃっていました。
いろいろお話聞かせていただいて、ありがとうございました。