こんにちは、ケアショップ羽曳野Kです。
まだまだ暑い日が続きますが、みなさんお元気ですか
ではでは、今日もはりきって「行ってきましたシリーズ」GO~
今回は、友人が勤務するデイサービスの作品展に行ってきました
突然ですが
みなさん「ロッソ」というものをご存知ですか
ロッソというのは靴下を作る過程での廃材です
作る靴下の分だけ色があり、
大きさも様々。
靴下の素材なので伸び縮みし
吸水性ベリーグッド
といった特徴があります。

このロッソ、指で編んでいくとマットを作ることができます

たくさんのロッソから
好みの色を選り分け
配色を考えながら編むことで
個性的なマットに仕上がります



いろいろな色を組み合わせるととっても美しい柄に仕上がります
2色使いのロッソを編むとまた違った柄に仕上がります
色を組み合わせるには全体を考え配色していくセンスが必要です。
どのマットも、編むご利用者さまのセンスの素晴しいこと素晴しいこと
配色を考えて、目を増やしたり減らしたりしながら、根気よく編み上げられたマットの美しさは
とにかく圧巻でした
またまた突然ですがここで問題
平たく編んでマットになるなら、上に編んでいくと何ができあがるでしょう

答え
なんとかごができあがります
かわいいと思いませんか


そしてこのロッソ、すごいところはこれだけではありません
編むだけではなく切ったり貼ったりすることで
びっくりするような作品に生まれ変わります。
こちらの作品展では、毎年テーマを決めて作品を作っておられますが、
今年のテーマは「世界は一つ、絆
国旗と世界地図、
よくよく見れば
様々な国の国旗、
世界地図にある大陸は
ロッソを貼って作られています



画用紙などと組み合わせることでおもしろい質感を出すこともできます
世界の子供達も、色を塗ってあるわけではなく、ロッソを貼って作ってあるんです。
枝の上にはロッソの毛束で作られたひよこちゃんがいますとってもかわい~
そしてわたしの毎年のお楽しみ
びっくり作品を紹介します
イタリアのピザ
スパゲッティ
奥には
アメリカのハンバーガー
ポテトもあります。
中国は餃子
餃子のタレもあります
これぜーんぶロッソなんですよおもしろいと思いませんか

パセリが
卵が
ケチャップ色の麺が
すごいリアルでしょう

そしてわが国、JAPAN

ごはんも秋刀魚もうどんもそばもお吸物や食器にいたるまで
すべてロッソ、ロッソ、ロッソ
細かいところまでよくもまぁここまで、と感動です
ほんとにすごいこれらの作品はすべてご利用者様が作られています
ロッソといえばマット編みが主流ですが
マットを編むには指に力が要り、できる方と難しい方がおられるそうです
なので
編むことが難しい方には、ロッソを貼る作業をしていただき
貼ることが難しい方には、ロッソを切る作業をしていただき
切ることが難しい方には、ロッソの色分けをしていただき
・・・というようにみなさんがそれぞれできることを分担して一つの作品を作られているそうです
それを感じてあらためて作品を見てみると、とても温かい気持ちになりました
そして帰り際

ご利用者さま手作りの
鍋しきをいただけるということで
わたしも一枚
いただくことに

で、事務所に帰って早速使わせていただくことにしました。
鍋しきならぬコップしき、ということで
作っていただいた方へこの場を借りて感謝の気持ちを伝えます。


コップ置きとして使わせて
いただいています。
どうもありがとうございますっ


実はわたし、小学生の頃から家庭科の授業が苦手。特に裁縫
エプロン、スカート、キュロット・・・授業でいろいろなものを作ってきましたが
ろくなものにならず、すべてゴミ箱行き
いつまでたってもミシンや糸・針とはお友達にはなれません
刺繍も編み物もやってはみたけど、その度にとんでもないものが仕上がりました
なので、きっとわたしが歳を重ねて、デイサービスでこのようなマットやかごを作ったとしたら
・・・とんでもないものが出来上がって職員さんをびっくりさせると思います。
「うまくなりたかったら続けることよ」とご利用者様に教えてもらったことがあります
歳を重ねてもこんなに素敵な作品を作っていけるように
裁縫!頑張りたいと思います
下手でも続けることが大事ですよね
うぉっしゃ~これからもびっくり作品、いっぱい作るぞ~
そのうちみなさんにもお見せしますね
それではまたお会いしましょう