9月も最後の週を迎え、さすがに朝夕めっきり涼しくなりました。

秋の収穫も始まり、五穀豊穣を祝う秋祭りも本来なら日本全国で

始まる頃となりました。

しかし昨年来、コロナウィルスの流行により、催事が中止になり、祭り好きな

若者も、エネルギーを持て余しております。

 

野や山には、酷暑を避けて身を潜めていた生きものたちが再び盛んに活動をはじめ、

原っぱのあちこちに秋の野花が可憐な花をつけます。

祭りはあきらめて、秋の夜長をお家で優雅(?)に過ごせる様に

虫の声に耳を傾けてはいかがでしょうか?

これは、ショウリョウバッタ

ショウリョウバッタは逃げる時にオスがキチキチと音を出しますが、求愛のためには鳴きません。

次はクツワムシ

クツワムシは夜間、林床の広い葉上で「ガチャガチャ・・・」とかなり大きな音で鳴いています。

晩夏に鳴くバッタの仲間の代表格であるクツワムシも関東地方ではかなり減っている種類です。

九州や八丈島にはタイワンクツワムシという別の種類がいて、クツワムシよりも鳴きかたが下手で、

テンポ悪く「ガチャガチ・ガチャ」とかすれた音で鳴きます。

これはマツムシ。

マツムシは草地の根元付近で「チン・チロリ」と鳴きます。また、1個体が鳴き始めると、多くの個体が鳴き始める合唱性もあります。

バッタ類の鳴き声は気持ちを穏やかにしてくれます。エンマコオロギやカネタタキなど、身近に生息する種類も多くあります。

季節感が薄れている生活のなかで、こういったバッタ類の鳴き声や存在を感じながら過ごすのもよいかと思います。

秋の夜長を、虫の声に耳を傾け、ゆっくりと時間の流れに身を任せるのも、たまにはいいかもしれません。

では、また・・・・・・

運転手のFでした。