ずーと読みたいと思ってた本。
忙しくってなかなか時間が取れなかったのですが・・・
今、直面している「看取りケア」に関連してる事もあって、
読み出すとあっという間に読めました。
(二度読みしました。)

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その中で私が、印象的に残った内容を紹介します。
日常にある平穏死について
①癌の終末期
②老衰の終末期
③認知症の終末期
パターンによって考え方を変える事が大切。

在宅療養の良さは、最期まで尊厳である「生」を楽しめる事。
病院では規則を守らない「問題児」こそが、在宅では生を楽しめる「優等生」になれる。
好きな物を食べて「満足死」~私の大好きなフレーズです。
施設での看取り
病院、自宅に次ぐ「第3の最期の場」といわれる施設での看取りが、今後大きな鍵になる。
このような事を実現するために、多職種の連携を諮り一人一人の思い、家族の思いに寄り添ってケアできたら・・・と感じました。
特に日本人は自分の命を医師に委ねてしまう傾向にある。
自分の生き方、死に方は自分で考えた方が良いと思う。
100人いたら、100通りの「生」があるように、100通りの「死」がある。
自然に、その人らしく最期の時を迎える事ができれば・・・
またそのお手伝いができれば看護師として幸せではないか・・・と思います。

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若い頃、病棟で働いていた頃は命を救う、生かす事ばかり考えていました。
癌患者以外は絶対助けるんだっという思いでした。
でも今、訪問看護師になって○年、看取りのケアを経験し、生かす事がベストではない!っと主張できます。
思い悩んだ時期もありましたが、これからもこの課題について書物、実体験を通じて勉強していきたいと思います。