昨日、大阪府立大学の岡本先生の「グリーフケア」の研修に参加しました。
P1040882.JPG
「グリーフケア」って??
最初イメージがわかなかったのですがグリーフ=悲嘆のことです。
終末期を迎える患者さん及びご家族様には精神的な看護が必須です。
時間の許す限り精神面の対応しているつもりですが、まだまだと感じています。
(海外のホスピスに比べれば・・・)
患者さん(利用者さん)が亡くなられた後のご家族様のケア・・・
亡くなられて1回は弔問に訪れますが、1回では不足とのことです。
悲嘆~泣ける、大声で嘆けるなど表出の手段が見える方は一般的な反応。
表出できない方は要注意です。
精神疾患、身体疾患に及ぶようです。
その見極めも含めて1回の訪問では足りないようです。
海外では遺族ケアは患者さんが死亡した後、一年は続くようです。
また、グリーフセラピー、コーディネーターなど、臨床心理士、看護師も含めしっかりとしたチーム体制が取られるようです。
P1040883.JPG
訪問看護師には、遺族ケアまで求められる時代である。
在宅での看取りが増えてる現在、必要になると話されてました。
遺族会、本、手記の提案などの提案も一つの手段。
P1040884.JPG
長~い講習、討論会のあと・・・
私なりに考えて・・・
現実を受容できるように時間をかけて話を聞く。
今の心境を、誰かに伝えるだけで気持ちが楽になるのでは・・・
癒やされるまでの「時間」は必要と感じてます。
(余談;個人差はありますが男性の方が引きずるように感じます。)
息子さん、娘さんが先立つ場合、
若いお父さんが亡くなりお母さんと小さい子供さんが残された場合、
厳しいものがあると思います。
いつも思うことにしてるのは、
「神様は乗り越えられない試練は与えない。」と信じています。
 
悲嘆~あまり考えない私にとってとても勉強になりました。