1月28日に関西福祉科学大学であった特定研修施設研修会に参加してきました。

 

テーマは『痛みのメカニズムと鎮痛』で、そのなかで「アロマセラピーと鎮痛」という話が、

とても面白かったです。

 

講師の先生はアロマセラピーを用いて脊髄神経機能の興奮性を研究されており、

特にラベンダーの香りが筋緊張に影響を及ぼす影響について学会でも報告されています。

 

匂いや香りは脳の大脳辺縁系(ヒトの情動や意欲、記憶や自律神経に深く関わっている)に影響を与えます。

他の感覚刺激は脳の視床などを介しますが嗅覚は大脳辺縁系に直接関与しますので、脳を活性化するには、

とても有効です。

 

講師の先生の研究結果から、上肢脊髄神経機能の興奮性を高めて筋緊張の促通を目的とする場合はラベンダー刺激中に、

抑制したい場合はラベンダー刺激終了後に運動療法を行えば、治療効果を高める一助となる可能性を報告しています。

 

参考文献

由留木裕子、他:アロマセラピーの経験の違いが上肢脊髄神経機能の興奮性に与える影響

 

アロマなどを有効に使うことで、リハビリの幅を広げることができるのではと思い、

とても有意義な研修会でした。

 

また久しぶりに専門学校時代の友人にも会えて、とても良かったです。

 

今後もいろいろな研修会に参加したいと思います。